異常気象に対応した農業
【異常気象に対応した農業】
ネギ、春菊と高値になっているようですね。
昨日は、何で他の農家さんが困っているのに、自分は、いい感じに育ってられるのですか?という素朴な疑問を投げかれて。(笑)
いまの農法は、慣行栽培、有機栽培、自然栽培、最近ではBLOF理論とかいろいろありますが、基本的に戦後、戦前の農業の流れをくんでいます。
それは土作りに重きを置いています。特に堆肥のやり方、使い方、堆肥の種類の違いなどによって枝分かれしていて、そこに化成や農薬の使用の有無など。
また行き過ぎた化成の使いすぎにより堆肥の大切さ、微生物の大切さ、環境の大切さに目を向けて、よりもだしがあった農業です。
これらは農業技術の基本的なことを推奨しているので、非常に大切なことを謳っており、こういったことをきちんとしないと農業の基本、農家のスタートに立つことができないほど重要なことなので、それぞれにその大切さを語っています。
他方、この20年の間で、どんどん異常気象が進んでおり、どうしても、これらの基本の農業技術だけでは対応が追いつかない状況にあるのも現実です。
天候や気温、雨の有無、洪水、超巨大台風などなど。
本当にどうにもならない自然の脅威に晒されていて、さすがあまりに酷いものは対処できないのですが、その中でも、できる限りの取り組みをしています。
つまり、上記の基本技術を大切に踏まえながら、異常気象を前提として、農業コンサルティングをしているので、一応、異常気象に対応した農業を指導させてもらっています。基本的に慣行農業なら対応可能なのですが、今、有機とかにも出来るだけ対応できるように認証を受けるように申請している途中です。
この秋の日照不足もいろいろなデータから春から予見していたので、農業コンサルティングをさせていただいている農家さんは当初からそれに対応して取り組んでおり、さらに日照不足も随分と続いているので、今、追加の対策の通達を行なっています。
これにより異常気象を味方につけてもらおうという考えで行なっています。なので、今のところは、コンサルティングをさせていただいた農家さんは良い結果を残してもらって、喜んでもらっているので、本当に良かったです。
異常気象のたびに対応するので、日々、いろいろな問題が起こり、最初から指導している農家さんは、ほぼ問題ないのですが、やはり、今までのやり方でやっていて、問題が生じた農家さんが話を聞きつけてきてくれるのですが、生育途中なので、まだできることと、もう対処しようがないことがあり、どうしようもないことが多々あるので、もう少し早くであればなと思ったり、
内心、胃が痛い思いです。
そんな中の素朴な質問だったので、できることできないことあるけれど、最大限、今の異常気象に対応した農業をコンサルティングしているからと、答えさせてもらいました。
農家は日々、大変な思いをして農業をしているのですが、何とか頑張っているので、野菜の値段が高い時は消費者の方にも農業の大切さを考えてほしいなと思う今日この頃です。
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