agriconsulting’s blog

農業経営戦略コンサルティング潮田武彦の日々の活動ブログ。日本で唯一の栽培から6次産業化からITによるブランド化までできる農業専門のコンサルタント。茨城県6次産業化プランナー。経営する農業法人は経済産業省クールジャパン認定商品として日本の全ての商品のベスト500にも選ばれている。日本の匠の逸品として国内外で高い評価を受けている。

考え方

畝間x株間x発芽率x品質x害虫による減収率x病気による減収率x天候による減収率

 


こういう方程式がある。果樹の場合は、節の数による実のつき数や枝と枝との間隔とか。場合によって考えてください。

 


名人レベルだと、土作りができているので、一般農家と違ってくる

例えば、株間14cm→10cm

発芽率80%→95〜100%

品質 A品率 50%→95%

害虫による被害 80%→95〜100%

病気による被害 80%→ 95〜100%

天候による被害 85%→ 95〜100%

 


あくまで理論上ですが、イメージ的にはこういうことですね。

 


プラス要因の収入としての売上の増収率の差は

1.4倍x1.25倍x1.9倍xx1.25倍x1.25倍x1.25倍

=5倍

 


作業が楽、防除回数も少なく農薬代も少なく、

マイナス要因の支出の減少率の差は、この逆なので、

 


プラスとマイナス要因で、

利益率は、イメージとして、7〜10倍違ってくると思います。

 


これに面積がかかるので。

 


一つ一つ見ていくと、小さな差ですが、その差が最終的に大きくなる。

 


良く、細部にこだわるとか、細部に神が宿るとか言われますが。

 


まさしくそれで。

 


発芽率にこだわる場合、土の凹凸の少なさとか、潅水の仕方とか、そういった細かい気遣いが必要。

 


それが土作りという地道な作業によって差がでるという農業の事実。

 


これを意識がどれだけできているか?ですね。

 


でも、特に、土作りの仕方や、資材の良し悪しの見極め方、土作りに対する考え方で、皆さん悩んでいることが多く、そのサポートをしているのですが。。。

 


最近多いのは、堆肥の良し悪しですね。

色々な資材を投入している堆肥が多く、表面上はなんの記載もないのですが、

いざずっと使い続けると、知らない間に、土壌分析のデータが悪くなっている。でも原因がわからないなど。

 


見えないところを見る力が必要。

 


土作りには土壌分析だけでは難しく、色々な知識と経験が必要で、さらに地道な長年の時間を労するので、かなり大変なところ。

 


だからこそ、その差が大きく、一度、上に上がってしまえば、落ちることはなく、ますます差がついていくところ。

 


地道な努力は必ず報われますね。

 


今日も地道に頑張ろう!

 


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